マルニ(maruni) 籐のダイニングチェアをリノベーション(布地でパッド加工)

背もたれが籐のダイニングチェア4脚、修理のご依頼をいただきました。

 

マルニ木工(maruni)の古いもので永く使われていたようです。籐の家具は割れたり剥がれたりするので永く使うには手入れが必要です。

籐の家具はだめになると修理に困って結局処分したりする方も多いと思います。J-CRAFTも籐の修理はやっておりません。ですのでその都度いろいろな形で提案をさせて頂いております。

 

::::before::::

写真の椅子だけギリギリ原型をとどめておりました。

 

 

 

 

籐を取り払い、溝の弦を剝がして掃除をします。ここをきれいにしておくのが今回のポイント。

 

 

 

座面はやっぱり・・粉末化しております。

今回はクッションごと取り替えます。

 

 

 

材料を準備して。

クッション材を板材と張り合わせます。

せっかくなので背中にもクッションがあったほうが座りやすいですね。

 

 

 

今回のご提案は背座パイピング仕様にリノベーション。

パイピングは初めに籐の弦のあった溝に押し込むようにしてパイピング溝にタッカーステープルを打ち込みます。

溝に打つことでパイピングが半分くらい埋まって仕上がりがしっくりきます。

 

 

背がパイピングなら座面も当然パイピング。

こういう椅子にはパイピングが似合うと思いますので。

 

 

::::after::::

完成

うまくいったと思います。

 

 

ご依頼主様には背中の造りを大変喜んでいただきました。籐がだめになってもやりようはあります。ありがとうございました。

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